19
13
イケメンシェフが美味しいオニオングラタンスープを作ると口コミで話題となったお店にようやく足を運んだ。
早速注文すると、わざわざイケメンシェフがスープを運んできてくれた。
とびきりの笑顔と優しい声が私の心を掴んでしまう。
オニオングラタンスープは噂通り本当に美味しくて、私はどうしてもこの味を家で再現したくなった。
しかし、どうしてもスープの味を再現できず、私は店に足繁く通い、味を確かめては家で試行錯誤する毎日。
すっかり常連となった私はイケメンシェフとも仲良くなり、味を家で再現したいのだと話してみた。
すると、イケメンシェフは「レシピは企業秘密ですからね〜」と微笑み、しかも絶対に真似できないですよ!と断言した。
「一体なにが入っているんだろう…」
私が呟くと、シェフは言った。
「僕の愛です。貴女への」
孫の歳と変わらぬシェフからのキザなセリフに吹き出してしまい、私の入れ歯が飛んだ。
早速注文すると、わざわざイケメンシェフがスープを運んできてくれた。
とびきりの笑顔と優しい声が私の心を掴んでしまう。
オニオングラタンスープは噂通り本当に美味しくて、私はどうしてもこの味を家で再現したくなった。
しかし、どうしてもスープの味を再現できず、私は店に足繁く通い、味を確かめては家で試行錯誤する毎日。
すっかり常連となった私はイケメンシェフとも仲良くなり、味を家で再現したいのだと話してみた。
すると、イケメンシェフは「レシピは企業秘密ですからね〜」と微笑み、しかも絶対に真似できないですよ!と断言した。
「一体なにが入っているんだろう…」
私が呟くと、シェフは言った。
「僕の愛です。貴女への」
孫の歳と変わらぬシェフからのキザなセリフに吹き出してしまい、私の入れ歯が飛んだ。
その他
公開:20/01/24 21:38
作者は
どうしても
入れ歯を飛ばしたかったと
証言しています
夜野 るこ と申します。
(よるの)
皆さんの心に残るようなお話を書くことが目標です。よろしくお願いします。
ログインするとコメントを投稿できます