天赦日の模倣犯

12
14

 ここはSSG。俺は今日、突然この庭に生み落とされた。あるSSに影響された1010何とかいう奴が俺を殺すためだけに俺を生んだ、ということだけ知っている。
「やぁ、はじめまして」
「10101298!お前…いったい何て読むんだその数列は!」
「ふふ。これから死ぬ奴に教えても仕方のないこと。それよりお前の設定を教えてやる」
「俺の設定、だと…」
「まずイケメンでモテモテだ。彼女もいて、3年後に結婚。子供も生まれ経済的にも恵まれ幸せな人生を過ごす……はずだった」
「俺をどうしようってんだ…」
「設定を増やしてやる」
「何だって?」
「お前は今、毎朝通勤電車で女子高生を盗撮するのが趣味だ」
「やめろおおお犯罪だ!!」
「ふふ。そう、いくら天赦日でも、お前は決して許されない。でも私は許される。なぜなら天赦日だからな!私の作品でリア充がリア充を全うできると思うな!ハッハッハッハ(笑)」
 俺は死んだ…
ミステリー・推理
公開:20/01/22 06:26
創樹さん『天赦日の殺人者』より

10101298

書き手さま読み手さま、私の名前が読めない皆さま。交流大歓迎です!
https://twitter.com/1o1o1298

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容