夢の図書館
8
11
第一線を退いてからは散歩がてらの図書館通いが唯一の趣味だ。本はいい。現実で見られない夢を見させてくれる。
今日はなぜか図書館の中が様変わりしていた。
「夢の図書館へようこそ、ごん蔵様」
管理人と名乗ったメイド服の女性が微笑みながら言う。
本を開くとなんとその本の主人公になっていた。
世界を救うのも、燃えるような恋も現実そのものだ。素晴らしい!
だがある時管理人にもう来ては行けないと拒絶される。
「これ以上、夢に逃げてはいけません」
夢で死ねたらそれでいい。そういう私に管理人はかぶりをふった。
「わからないのですか? この図書館はあなた自身、本はひとつのDNAなのです。人は夢で出来ているのですよ」
気がつくと私は病院のベッドにいた。どうやら交通事故にあったらしい。老い先短い身だが、どうせなら夢を追ってみるか。まずは傍らで泣く妻と旅行でもいこう。
私は今後のプランをたて始めた。
今日はなぜか図書館の中が様変わりしていた。
「夢の図書館へようこそ、ごん蔵様」
管理人と名乗ったメイド服の女性が微笑みながら言う。
本を開くとなんとその本の主人公になっていた。
世界を救うのも、燃えるような恋も現実そのものだ。素晴らしい!
だがある時管理人にもう来ては行けないと拒絶される。
「これ以上、夢に逃げてはいけません」
夢で死ねたらそれでいい。そういう私に管理人はかぶりをふった。
「わからないのですか? この図書館はあなた自身、本はひとつのDNAなのです。人は夢で出来ているのですよ」
気がつくと私は病院のベッドにいた。どうやら交通事故にあったらしい。老い先短い身だが、どうせなら夢を追ってみるか。まずは傍らで泣く妻と旅行でもいこう。
私は今後のプランをたて始めた。
ファンタジー
公開:20/01/20 19:22
更新:20/01/21 09:52
更新:20/01/21 09:52
ぼちぼちやっていこうと思います。
コメントを頂けると励みになります。
ログインするとコメントを投稿できます