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私は、しがない訪問販売員。今日も今日とて、下らぬごみを売り歩く。今日売るのは、業務用輪ゴムだ。売れるだろうか、不安でしかない。
「ここらだな。」
私は、ある住宅街に目をつけた。車通りの少ない閑散とした一角だ。
「あのう、すみません。」
私は、適当な家に目星をつけすぐさまインターホンを押した。
「すみませーん、いらっしゃらないんですか。」
返ってくるのは静寂のみ。おかしいな、表に車も止まっているんだが。
「すみません。私、〇△会社の訪問販売で来ました。」
いいだろう、根比べだ。私は、お金の為に続ける。ぜったいに折れない。
「すみません、あのう…」
「はぁ、なんですか。」
来た。馬鹿め、まんまと出てきやがった。妙齢の女だ。
「あの、本日はお子様向けの…」
「お子様向けですって。まだいないわよ、あんたのせいでね!」
なるほど、ゴムが売れないのは道理だった。
「ここらだな。」
私は、ある住宅街に目をつけた。車通りの少ない閑散とした一角だ。
「あのう、すみません。」
私は、適当な家に目星をつけすぐさまインターホンを押した。
「すみませーん、いらっしゃらないんですか。」
返ってくるのは静寂のみ。おかしいな、表に車も止まっているんだが。
「すみません。私、〇△会社の訪問販売で来ました。」
いいだろう、根比べだ。私は、お金の為に続ける。ぜったいに折れない。
「すみません、あのう…」
「はぁ、なんですか。」
来た。馬鹿め、まんまと出てきやがった。妙齢の女だ。
「あの、本日はお子様向けの…」
「お子様向けですって。まだいないわよ、あんたのせいでね!」
なるほど、ゴムが売れないのは道理だった。
その他
公開:20/01/20 17:34
平均的な高校生。
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