おまもり!!

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僕の前に突然、マモルと言う少年が現れた。
話を聞くとどうやら僕の守護霊らしい。
けれども、その少年は僕を守るどころか次々にトラブルを引き寄せるダメ守護霊だった。
目にするもの、聞くものに躊躇なく、ちょっかいをだし、その度に僕が尻拭いをする毎日だ。
そんな訳で僕の平穏だった日常は少年に出会ったその日から事件と言う非日常が隣り合わせとなった。
「誰かこいつを引き取ってくれ。守護霊協会なるものがあるならチェンジしてくれないだろうか」
そんな言葉が脳裏に浮かぶ。
けれども、僕の性分なのか、この捨て猫の様に目をウルウルした少年を放っては置けない。
「はぁ~、これでは僕がこの守護霊のボディーガードみたいではないか。この世界は矛盾に満ちている」
そんなため息も束の間、また向こうからもう一人のトラブルメーカー、地縛霊の京子がやってきた。
「ねえ、ちょっと、あんた、こんな噂、知ってる?」
公開:20/01/17 22:04
更新:20/01/18 10:02

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