探知機

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「漁も進化しとるぞ」
親父が言う
技を盗んで、僕も立派な漁師になりたい

「魚がどこに多いかわかるか?」
『沖の方?』
「違う。魚は、漁師がおるところにおるんや」
確かにそうだ
魚群探知機で魚を追い、そこに漁師が集まるんだから

「どうすれば儲かるかわかるか?」
『魚をいっぱいとるんじゃないの?』
「違う。魚をいっぱいとる漁師を、いっぱいとるんや」
確かにそうだ
名人より、名人の雇い主の方が儲かる

「そこで、ワシが作ったんがこれや」
僕は大きな機械を見せられた
「これは、魚群探知機探知機。どこに漁師がおるかわかるんや」
なるほど
漁も進化している


僕たちは魚群探知機探知機を使い、漁師の群れに向かって網を放った
一網打尽だ
その瞬間だった
僕たちの船に向けて、大きな網が飛んできた
くそ
魚群探知機探知機探知機を持ってる奴がいたのか

「資本主義ぃ!」
親父の叫びは虚しく空を抜けていった
ファンタジー
公開:20/01/17 21:17

西木( Tokyo/Tokushima )

ここで全てを生み出しています。
最近のSSGのレベルの高さに驚愕しております。

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