お金の使いみち

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未来の金持ちだけが住む国。宇宙ハイウェイの工事現場に、珍しい人が。ロボに混じり働く、身なりの貧しい人間の女。
「今日もロボットから仕事を奪ってやがる」
ロボ達が日陰で電気をゴクリしながら、女を揶揄。女は休まない。汗が光る。
ピコン。
女のスマホに、給料とメッセージが振り込まれた。メッセージは
「人間なのにご苦労様。特別に5Gボーナス、つけました」
測量ロボットが、目のズーム機能で、それを盗み見た。
「5Gって、あの5G?ファイブ・ジェントルマン!いいな」
ロボ達の間で、自分なら紳士にどんな親切をして貰いたいか、妄想膨らむ時間が流れた。
「その逆。私が、紳士に福を買ってあげる。私にふさわしい紳士になって貰わないと」
女の答えに、ロボ達はキョトンだ。この国でも、福は買うと高い。このケチ。こういう事には、大金を使うのか。
ロボ達は、改めて、女の貧しい身なりを見た。頭がチョbit、ショートした。
SF
公開:20/01/17 19:38
更新:20/01/17 19:42
スクー 5Gボーナス

久保田 人月

よろしくお願いします。
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