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                                住処にしている海岸の近くで人間を見つけたのは2週間前。イルカはその人間を興味深く観察した。というのは、この島は無人島で、人が暮らせる環境ではないからだ。
人間は毎日、ペットボトルに紙を入れて海に捨てていた。迷惑だと思ったが、どうやら理由があるらしい。なぜなら、海に捨てる時に何か願いを掛けているように見えたからだ。
もしかしたら、あの人間は手紙を海に流して助けを待っているのではないか。でも、この島から人のいる島へは遠く離れている。ペットボトルが流れ着く頃には、あの人間は死んでいるかもしれない。
イルカはそう思い、ペットボトルを口に咥えると、人の住む島の近くまで運び、浜辺の近くに落とした。そして、砂浜を歩く人間がペットボトルを見つけて蓋を開けるのを確認し、安心したように海へ帰っていった。
浜辺でペットボトルを拾った男は、中から紙を取り出すと、「燃やせる」、「資源」と書かれた袋に分別した。
    人間は毎日、ペットボトルに紙を入れて海に捨てていた。迷惑だと思ったが、どうやら理由があるらしい。なぜなら、海に捨てる時に何か願いを掛けているように見えたからだ。
もしかしたら、あの人間は手紙を海に流して助けを待っているのではないか。でも、この島から人のいる島へは遠く離れている。ペットボトルが流れ着く頃には、あの人間は死んでいるかもしれない。
イルカはそう思い、ペットボトルを口に咥えると、人の住む島の近くまで運び、浜辺の近くに落とした。そして、砂浜を歩く人間がペットボトルを見つけて蓋を開けるのを確認し、安心したように海へ帰っていった。
浜辺でペットボトルを拾った男は、中から紙を取り出すと、「燃やせる」、「資源」と書かれた袋に分別した。
        ファンタジー
      
      公開:20/01/14 16:15
更新:20/01/14 21:03
    更新:20/01/14 21:03
                  スクー 
                  掛け捨て日記 
                  お題からズレてしまった…。 
              
    ベリショーズに出没する人。
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                           のりてるぴか
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