密室殺人/消えた指紋の謎 刑事vs犯人

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事件現場に女刑事が現れた。
彼女は死体を観察して、これは他殺だと即断した。
「至近距離で撃ったなら高温の熱風が出て、皮膚に火傷の痕が残るはず。それがない」
窓は施錠され、人が隠れられるスペースは見当たらなかった。
鍵は被害者だけが内ポケットの中に持っており、発見時は鍵屋を呼んで開けたとのこと。
これらの証言が真実なら、部屋から誰かが逃げたという男の子の証言は嘘だ。
凶器となった拳銃を調べると、指紋が拭き取られていた。女刑事は目を細める。
「自殺に見せかけるなら、拳銃に被害者の指紋がないとおかしいのに、犯人はどうして指紋を拭き取ったの? 矛盾してる」
女刑事は男の子に尋ねた。
「あなたが拭いたの?」
犬を抱きながら、男の子は首を横に振った。
彼が犯人——?
こんな幼い子が、拳銃の固い引き金を引けるとは思えない——。
母親を見ると、彼女は一心に犬を見つめていた。
「……貴女が、犯人ですね?」
ミステリー・推理
公開:20/01/11 13:01
密室殺人 指紋 女刑事

水素カフェ( 東京 )

 

最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。

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