タラ・レヴァの日記

新年の決意はずばり脱独身。あのクリスマスの惨めさは二度とご免。
１月2日、ミッション完遂のため、日記を開始。
同僚のデイブ。もう少し金銭感覚さえあレヴァ。誘われてつい一緒に過ごした3時間。回収見込み３割。
幼馴染のリック。歌さえ売れてくれレヴァ。ううん、無理。音楽の先生とか推すんだけど、そこだけなぜか頑固。費やしてきた時間は平均2時間×25年×…はあ～。積み立ててる…ハズ。
マイク。年収、人柄、外見、ぜーんぶバランス取れてるけど、好きじゃない。体臭きついとか理由あレヴァ決めれるのに。保険として今日も3時間消費。
物件と消費時間一覧画面をまた下方へ。戻っておいで、私の時間。

ある朝、日記アプリからファンファーレ。
－満期です！
おめでとうと書かれた黄金の箱をタップしタラ、画面からスモークがもくもく。白髪のダンディがウインク。
－かっけー　すて…（き）
私は皺だらけの手で頬を押さえた。