ネツケ様
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Iターンを希望していた私はとある寒村に目をつけた。
村人たちに温かく迎えられた私達は、大宴会でもてなされた。宴会自体は申し分なかったが、そこにある彫像が気になった。
まるでラヴクラフト神話に出てくるようなグロテスクな代物だったのだ。
「ああ、これはネツケ様です」
「ネツケ様?」
「すいませんが、信頼できる方しかお話できませんので」
悍ましく感じたものの、村人たちの温かい交流のうちにすっかり忘れてしまった。
一緒に定住した人たちがフードをかぶるようになり、一緒に食事をしなくなったことを怪しんだ私はこの村を調べることにした。
「なんだ、これは!」
村のゴミ捨て場に鼠の骨が大量に散らばっていた。
「ついに見てしまいましたか」
いつの間にか、ネズミ頭の村人たちに周りを囲まれていた。
「この地に根を生やしてから生贄にしようと思ったのですが、この際仕方ありませんな」
村人たちに温かく迎えられた私達は、大宴会でもてなされた。宴会自体は申し分なかったが、そこにある彫像が気になった。
まるでラヴクラフト神話に出てくるようなグロテスクな代物だったのだ。
「ああ、これはネツケ様です」
「ネツケ様?」
「すいませんが、信頼できる方しかお話できませんので」
悍ましく感じたものの、村人たちの温かい交流のうちにすっかり忘れてしまった。
一緒に定住した人たちがフードをかぶるようになり、一緒に食事をしなくなったことを怪しんだ私はこの村を調べることにした。
「なんだ、これは!」
村のゴミ捨て場に鼠の骨が大量に散らばっていた。
「ついに見てしまいましたか」
いつの間にか、ネズミ頭の村人たちに周りを囲まれていた。
「この地に根を生やしてから生贄にしようと思ったのですが、この際仕方ありませんな」
ホラー
公開:20/01/08 19:44
更新:20/01/08 19:47
更新:20/01/08 19:47
ぼちぼちやっていこうと思います。
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