食堂
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私は地方の港町で素朴な食堂を営んでいる。古民家を改装した、すこし北欧テイストの店だ。わりとお洒落スポットとして地元のタウン誌に載ったり、全国誌からもちらほら取材が来る。出す食べ物は本当に素朴で、地元でとれる魚や野菜などをつかったシンプルなお惣菜だ。そういうヘルシーさがうけているのだろう。
あるとき男性客が一人でふらりと来店した。このへんの人間ではない感じだ。観光客にしてもここはとくに観光するものもない。古い寺や神社くらいだろうか。
30代くらいだろうその男性は定食を口にいれた途端、さめざめと泣き出した。よくわからないがいろいろなことでも思い出したのかもしれない。私はそっとしておいた。
しかし男性は私のタイプである。がっちりとした体躯に短髪に童顔。私も結構ぽっちゃりタイプのひげ面だしお似合いのカップルではないだろうか。あとで連絡先を訊こう。そう思った
あるとき男性客が一人でふらりと来店した。このへんの人間ではない感じだ。観光客にしてもここはとくに観光するものもない。古い寺や神社くらいだろうか。
30代くらいだろうその男性は定食を口にいれた途端、さめざめと泣き出した。よくわからないがいろいろなことでも思い出したのかもしれない。私はそっとしておいた。
しかし男性は私のタイプである。がっちりとした体躯に短髪に童顔。私も結構ぽっちゃりタイプのひげ面だしお似合いのカップルではないだろうか。あとで連絡先を訊こう。そう思った
その他
公開:20/01/08 12:29
更新:20/01/08 12:33
更新:20/01/08 12:33
Senoku ALMA
https://note.com/shiro_mid
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