プレゼント
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今日はつきあって3年になる彼女の誕生日だ。誕生日プレゼントを渡すときにプロポーズもしてしまおう。最高のサプライズで。
僕は素晴らしいプレゼントを手にいれた。彼女の勤める店へ向かう。そしていつもの90分コース。ああ、最高だ。彼女の艶めかしい体と超絶テクニック。
「え? ああ、プレゼント持ってきてくれたんだ」
「うん。僕達もつきあって3年になるし」
「え?」
「開けてみてよ」
「あ、すごいねこれ。……あとこれ何?」
「婚姻届」
「はぁ?」
「好きだよ、アヤカ。結婚してください」
「冗談でしょ?」
「だって僕達……」
そこからの僕は記憶がない。どうも店のスタッフにボコられたうえ、店には出禁になったっぽい。なぜだろう。あんなに愛しあっていたのに。でも僕はめげない。だってアヤカの本名も住所も実家も家族も出身校もSNSのアカウントも整形前の卒業アルバムも僕はすべて知っているのだから。
僕は素晴らしいプレゼントを手にいれた。彼女の勤める店へ向かう。そしていつもの90分コース。ああ、最高だ。彼女の艶めかしい体と超絶テクニック。
「え? ああ、プレゼント持ってきてくれたんだ」
「うん。僕達もつきあって3年になるし」
「え?」
「開けてみてよ」
「あ、すごいねこれ。……あとこれ何?」
「婚姻届」
「はぁ?」
「好きだよ、アヤカ。結婚してください」
「冗談でしょ?」
「だって僕達……」
そこからの僕は記憶がない。どうも店のスタッフにボコられたうえ、店には出禁になったっぽい。なぜだろう。あんなに愛しあっていたのに。でも僕はめげない。だってアヤカの本名も住所も実家も家族も出身校もSNSのアカウントも整形前の卒業アルバムも僕はすべて知っているのだから。
その他
公開:20/01/08 12:14
更新:20/01/08 12:15
更新:20/01/08 12:15
Senoku ALMA
https://note.com/shiro_mid
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