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俺は、しがないサラリーマンであるが、結婚もして、今では9歳の息子がいる。まあ、結構幸せな人生だ。
会社から家まで車で30分の帰り道。ラジオを聴きながら帰るのが日課だ。
「○○市○○町で空き巣被害が多発しております」
俺の住んでる町だ…。何となく嫌な予感がした俺は、車を路肩に止め、嫁に電話をかけた。
しかし、呼出音が止まない。いつもならすぐに出るのに。
急いで車を発進させる。
道中、先程のニュースが脳裏によぎる。そうではないと自分に言い聞かせ続けた。
家に着き、呼び鈴を鳴らすが出ない。
俺は鍵を開け、ゆっくりとドアを開く。
静まり返った真っ暗闇の玄関。
電気を付け、嫁と息子の名前を呼ぶも返答はない。
冷や汗が垂れる。
音を立てずに廊下を歩き、リビングの扉をそーっと開く。
その瞬間。パンっ!という破裂音。
「ぎゃあ!」
音の方には息子と嫁が。
…あ、俺、今日誕生日か。
会社から家まで車で30分の帰り道。ラジオを聴きながら帰るのが日課だ。
「○○市○○町で空き巣被害が多発しております」
俺の住んでる町だ…。何となく嫌な予感がした俺は、車を路肩に止め、嫁に電話をかけた。
しかし、呼出音が止まない。いつもならすぐに出るのに。
急いで車を発進させる。
道中、先程のニュースが脳裏によぎる。そうではないと自分に言い聞かせ続けた。
家に着き、呼び鈴を鳴らすが出ない。
俺は鍵を開け、ゆっくりとドアを開く。
静まり返った真っ暗闇の玄関。
電気を付け、嫁と息子の名前を呼ぶも返答はない。
冷や汗が垂れる。
音を立てずに廊下を歩き、リビングの扉をそーっと開く。
その瞬間。パンっ!という破裂音。
「ぎゃあ!」
音の方には息子と嫁が。
…あ、俺、今日誕生日か。
その他
公開:20/01/07 23:42
初めまして。七尾瞬と申します。
小説を読むのも書くのも好きで、今回、ショートショートに挑戦したいと思い、登録しました!
400字という限られた文字数の中でどれだけ表現出来るか不安もありますが、頑張りますので宜しくお願いします!
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