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毎週新聞に掲載される掌編小説を読むたびに、私はため息をつく。
書いてみたい…でも私には無理。
故あって長く失意の底をたゆたっていた私は、自ら物語を創り出すことなど、とうの昔に忘れ果てていた。
だがその日は違った。
頭の中で強い声が響く。
誰が、無理だと言った。
誰が、書けないと決めたのだ。
誰が…!
そして気づく。
誰も決めてなどいない。無理だと決めているのは、自分じゃないか…!
—ためらいつつも、私は一歩を踏み出した。
創作の扉に鍵はない。
誰でも自由に開くことができる。
ありえないことが平然と、かつ楽しげに起きる世界。物珍しげに彷徨ううちに、私はこの庭に辿り着く。
艶やかな大輪の薔薇。
咲き乱れる可憐な野の花。
枝茂らせる常緑の樹々。
ようこそ、ようこそ我が庭へ。
あちこちから飛び交う声を聞きながら切に願う。手招き溢れるこの庭々が、来たる年もまた見事に咲き誇らんことを。
書いてみたい…でも私には無理。
故あって長く失意の底をたゆたっていた私は、自ら物語を創り出すことなど、とうの昔に忘れ果てていた。
だがその日は違った。
頭の中で強い声が響く。
誰が、無理だと言った。
誰が、書けないと決めたのだ。
誰が…!
そして気づく。
誰も決めてなどいない。無理だと決めているのは、自分じゃないか…!
—ためらいつつも、私は一歩を踏み出した。
創作の扉に鍵はない。
誰でも自由に開くことができる。
ありえないことが平然と、かつ楽しげに起きる世界。物珍しげに彷徨ううちに、私はこの庭に辿り着く。
艶やかな大輪の薔薇。
咲き乱れる可憐な野の花。
枝茂らせる常緑の樹々。
ようこそ、ようこそ我が庭へ。
あちこちから飛び交う声を聞きながら切に願う。手招き溢れるこの庭々が、来たる年もまた見事に咲き誇らんことを。
その他
公開:19/12/31 18:40
2019年書き納め
たくさんの庭主様に感謝
よいお年をお迎え下さい
2019年11月、SSGの庭師となりました
現在は主にnote・TALES・公募でSS~長編を書いています
留守ばかりですみません
【活動歴】
・第2回 日本おいしい小説大賞 最終候補(小学館)
・第31回やまなし文学賞 佳作『雨を知るもの』
・創作大賞2025 入選 『栗と牡丹』
・SSアンソロジー『ベリショーズ』寄稿
・ホラーアンソロジー『ウタ・カタ』寄稿
【刊行】
・第31回やまなし文学賞受賞作品集(山梨日日新聞社)
・栗は月色、こがね色 和菓子処長月堂(朝日文庫)
【note】
https://note.com/akishiba_note
【Twitter】
https://twitter.com/CNecozo
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