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今思えばあの時が私の人生のキロだったのだろう。
退屈な人生にウンザリした私は、見知らぬY字路に辿り着いた。交差点には3人の男が立っており、中央の男が私を見て口を開いた。
「愚かな人間よ、ここは天国と地獄への分かれ道だ。私の左右にいる者達の片方は、いつも本当のことを言う天使で、もう片方は常に嘘を喋る悪魔なのだ。お前は『はい』か『いいえ』で答えられる質問を一度だけすることができる。」
私は少し悩んで、左の道に立つ男に質問した。
「ねえ、私って可愛い?」
その男は無表情でこう答えた。
「いいえ。」
はあ。と私はため息をついた。
「じゃあ、私行くから。」
その言葉に彼らは何も答えない。私は自分で選んだ道を歩くことにする。
気が付くと私は、ありふれた日常に戻って来ていた。
「先輩、なんだか最近明るくなりましたね。」
後輩の問いかけに私は笑って答えた。
「あの世では退屈な会話すらできないのよ。」
退屈な人生にウンザリした私は、見知らぬY字路に辿り着いた。交差点には3人の男が立っており、中央の男が私を見て口を開いた。
「愚かな人間よ、ここは天国と地獄への分かれ道だ。私の左右にいる者達の片方は、いつも本当のことを言う天使で、もう片方は常に嘘を喋る悪魔なのだ。お前は『はい』か『いいえ』で答えられる質問を一度だけすることができる。」
私は少し悩んで、左の道に立つ男に質問した。
「ねえ、私って可愛い?」
その男は無表情でこう答えた。
「いいえ。」
はあ。と私はため息をついた。
「じゃあ、私行くから。」
その言葉に彼らは何も答えない。私は自分で選んだ道を歩くことにする。
気が付くと私は、ありふれた日常に戻って来ていた。
「先輩、なんだか最近明るくなりましたね。」
後輩の問いかけに私は笑って答えた。
「あの世では退屈な会話すらできないのよ。」
公開:19/12/29 12:03
更新:19/12/31 20:57
更新:19/12/31 20:57
現実世界の2次創作
誰かに教えたくなるような物語を書きたいです
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