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すべての動物が平等となり、それなりに平和を保っているこの世界。種族ごとに王族がいるのだが、人間の幼い王子がこう言った。
「今すぐつみきしたい! やりたい! 誰も持っていないようなやつ!」
頭の固い人間たちにはそれが分からなくて、彼らは案を全種族から募集した。
多くの動物が、様々な案を出した。羊が自ら毛を剃って作ったフワフワしているつみきや、キリンの持ってきた上に積み上げるだけのもの等、山ほどつみきが集まったのに、どれも王子は気に召さない。
人間たちも諦めようとした頃、馬が自信あり気にやって来た。
挨拶を済ませた馬は持ってきたものにかかっていた布を取った。
布の下は死体だけでできた山。どうすればこの様になるのかと思うほどの酷いもので、王子は吐き出した。
「王子が今すぐつみきしたい、やりたいと仰った通り、積み奇死体を持って参りました」
その晩、人間の王族では馬刺が振る舞われた。
「今すぐつみきしたい! やりたい! 誰も持っていないようなやつ!」
頭の固い人間たちにはそれが分からなくて、彼らは案を全種族から募集した。
多くの動物が、様々な案を出した。羊が自ら毛を剃って作ったフワフワしているつみきや、キリンの持ってきた上に積み上げるだけのもの等、山ほどつみきが集まったのに、どれも王子は気に召さない。
人間たちも諦めようとした頃、馬が自信あり気にやって来た。
挨拶を済ませた馬は持ってきたものにかかっていた布を取った。
布の下は死体だけでできた山。どうすればこの様になるのかと思うほどの酷いもので、王子は吐き出した。
「王子が今すぐつみきしたい、やりたいと仰った通り、積み奇死体を持って参りました」
その晩、人間の王族では馬刺が振る舞われた。
公開:19/12/27 19:21
馬刺食べたことないなって思って
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