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冒険家である僕はとある遺跡から猫魔人のランプを持ち帰った。
早速ランプを磨き、願いを叶えて貰おうと思っていたのだが…僕の磨き方が悪いのか、猫魔人のランプは僕の手を引っ掻いて怒ってしまった。お湯で洗おうとした時なんて悲鳴を上げて逃げ出してしまった。
猫魔人のランプはとても繊細で取り扱いが難しい。どうすればいいんだろう…
ランプを前に考えていると妻が「ご飯にしましょ」と言ってきた。
するとランプからもくもくと煙が立ち上り、猫魔神が現れた。
『奥さん。今日の晩ご飯は何ですか?』
問いかける猫魔人に妻は「焼き魚よ」と答えた。
猫魔人は焼き魚を銜えるとランプの中へと戻っていった。
おい!焼き魚返せ!
その日から猫魔人は食事時になると必ず現れるようになった。
妻も猫を飼っている感覚なのか、猫魔人に猫缶を買ってくるようになった。猫魔人は妻に懐いた。
魔人である前に猫だもんな…願いを叶えて貰うのは無理か。
ファンタジー
公開:19/12/28 19:16

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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