0
3
「何故、その方法にしたんですか?」
ファミレスで私の目の前に座る自称記者の男が、私に聞く。
「そりゃあ、人間誰しも楽にいきたいだろう? 私もそうしたかったのだよ」
なるほど、とうなずく男。
私は楽にいきたかった。けれど失敗してしまった。計画に穴があったのだ。その結果、大ケガをおってついこの間退院したばかり。なんとか、この「いきたいの会」の集会に出席できたのは良かった。
「にしても、この集会に出席するの、ついに私とあなただけになってしまいましたね」
「皆、目標を達成したのだろうよ。いきたいと願わなくても良いようになったんじゃないかな」
「羨ましいですね」
男の言う通りだ。かつての仲間が羨ましくて仕方がない。
「ねえちょっと。あなた方は楽に生きたいのですか? それなら神を信じましょうよ!」
隣に座っていたおばさんが勧誘してきた。ああ、苛つく。
「逆ですよ。私たちは逝きたいんです」
ファミレスで私の目の前に座る自称記者の男が、私に聞く。
「そりゃあ、人間誰しも楽にいきたいだろう? 私もそうしたかったのだよ」
なるほど、とうなずく男。
私は楽にいきたかった。けれど失敗してしまった。計画に穴があったのだ。その結果、大ケガをおってついこの間退院したばかり。なんとか、この「いきたいの会」の集会に出席できたのは良かった。
「にしても、この集会に出席するの、ついに私とあなただけになってしまいましたね」
「皆、目標を達成したのだろうよ。いきたいと願わなくても良いようになったんじゃないかな」
「羨ましいですね」
男の言う通りだ。かつての仲間が羨ましくて仕方がない。
「ねえちょっと。あなた方は楽に生きたいのですか? それなら神を信じましょうよ!」
隣に座っていたおばさんが勧誘してきた。ああ、苛つく。
「逆ですよ。私たちは逝きたいんです」
公開:19/12/26 21:30
画像はフリー素材です
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます