初夢

冴え冴えとした空気の向こう、蒼々(あおあお)とした丹沢越しに見える富士山は朝陽を浴びて真っ白に輝いている。これはなにか好いことがありそうな。

ふと見上げれば、青い空に、ここらでは珍しいトンビが一羽舞っている。ピーヒョロロというおなじみの鳴き声が澄んだ空気に響き渡る。ネズミでも探しているのだろうか。

家に戻ると、おせち料理ではなく、なぜか焼き茄子が出てきた。鰹節をふりかけていただく。日本酒によく合う。

さてさて、新年早々だが仕事を始めるとするか。

今年はどんな話が書けるだろうか。書くもの書くものすべてヒットして、お金がたくさん稼げるかもしれないな。

などとニヤニヤしているところで目が覚めた。