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雪降る寒い夜、僕はお爺さんに拾われた。
お爺さんは僕の事を「神様からのプレゼントだ」って言ってくれたけど、僕からしたらお爺さんが神様だよ。ありがとう、僕を拾ってくれて。
お爺さんの家には8匹の猫がいた。普通、そこに新しい猫が入ると皆から煙たがられるが僕は歓迎された。僕の赤い鼻をバカにする奴もいたけど、皆良くしてくれた。
ある夜、お爺さんが僕以外の猫に魔法をかけた。すると皆の姿がトナカイに変わったではないか!
凄い凄い!お爺さん、僕にも魔法をかけて!
せがむ僕にお爺さんは魔法をかけてくれた。僕もトナカイになった。その姿を見て、皆が笑う。どうして?
皆が僕の鼻を指さした。僕の真っ赤な鼻はぴかぴかと光っている。僕は恥ずかしくて鼻を隠した。
「ルドルフ、一緒に来てくれないか?その赤い鼻は暗い夜道を照らす明かりとなる」
お爺さんの言葉で僕は自信を取り戻した。
さあ行こう!今夜はクリスマスだ。
ファンタジー
公開:19/12/25 18:30

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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