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変なモノを発明する、押上博士の新作は「状態記憶メガネ」。
メガネのフレームが、人の頭から出る波長を感知。そして小さなスピーカーが付いている。
使い方は、お気に入りの物を使う時に、もどす場所を声に出す。(「机の上」とか)
その後それを見る度に、お気に入りの安心感から、頭からおだやかな波長が出る。
メガネはその波長を察知し、声を再生する。これで、それをもどす場所はもう間違えない。
このメガネを試用した、助手の三太君。大事な万年筆も、無くすことはなくなった。
ある日、三太君の部屋に、ガールフレンドが遊びに来た。だがなぜか彼女は、部屋に入るなりムッと不機嫌になった。
首を傾げた三太君は、部屋を見回してギョッとした。机の上にエロマンガが置いてある。
彼女が来る前に読んでいた、お気に入りのエロマンガ。
マンガを読む時と、万年筆を使う時に出る、おだやかな波長が、たまたま一致してしまったのだった。
メガネのフレームが、人の頭から出る波長を感知。そして小さなスピーカーが付いている。
使い方は、お気に入りの物を使う時に、もどす場所を声に出す。(「机の上」とか)
その後それを見る度に、お気に入りの安心感から、頭からおだやかな波長が出る。
メガネはその波長を察知し、声を再生する。これで、それをもどす場所はもう間違えない。
このメガネを試用した、助手の三太君。大事な万年筆も、無くすことはなくなった。
ある日、三太君の部屋に、ガールフレンドが遊びに来た。だがなぜか彼女は、部屋に入るなりムッと不機嫌になった。
首を傾げた三太君は、部屋を見回してギョッとした。机の上にエロマンガが置いてある。
彼女が来る前に読んでいた、お気に入りのエロマンガ。
マンガを読む時と、万年筆を使う時に出る、おだやかな波長が、たまたま一致してしまったのだった。
SF
公開:19/12/22 19:50
押上博士
遊んだら戻しましょう
雑貨関連の仕事をしています。こだわりの生活雑貨、インテリア小物やおもしろステーショナリー、和めるガラクタなどが好きです。
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