渡り鳥の旅立ち

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南国から来た渡り鳥が飛ぶ練習をしていました。
海を渡って行くには程遠い羽ばたき力です。
リーダーは自信を無くしています。
様子を見ていた烏が、リーダーに「近頃の若鳥は諦めが早いですね、方法を変えないと故郷へ帰れませんよ」と言ってから「港に停泊している船が穀物を積み終えたら、貴方の故郷へ出港します。船に乗って帰るのが一番ですよ」と教えたので、リーダーは船しかないと思いました。

早速、船の側で作業を始め、棲家は穀物の側と決めました。ペットボトルに水を入れる班。ボロ布を拾って巣作りする班。物と皆が上手く乗船出来るよう見張る班。力を合わせ頑張り、遂に夜中には無事皆揃って乗船出来、静かに出港を待ちました。

次の朝ボーウッと汽笛を鳴らして船が港を離れた時、皆大喜びしました。数十日後、鳥達の故郷が見えました。リーダーが合図して、皆は飛び出しました。

これを見た船長は歓迎されていると大喜びでした。
ファンタジー
公開:19/12/20 16:30

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