UFOバッター

クレーンゲーム、別名UFOキャッチャー。
それに対抗すべく、UFOバッターと言うマシンを考えた開発者がいた。
見た目は野球盤である。客は投手が投げるボールを撃ち返し、ホームランに入れば見事景品ゲット。
また、一塁、二塁、三塁とこまめに稼ぎ、ホームインする事でも景品が貰える為、これが意外と人気が出た。
アウトが３つ点くと最初からやり直し。このシステムが野球好きの少年や親父達にも大好評だった。

しかし悪い事を考える店がいた。
バットを短くする。盤を斜めにし、ホームラン・塁にボールが入り辛くする。こんなのは序の口だ。
ピッチャーのバネを鋭く改造し、外国人投手か！と言いたくなる剛速球を投げさせる者がいた。
バッターのバネを緩く改造し、アームの力を弱める者がいた。
だがこれでもまだマシな方だ。
最悪な店は消える魔球やカーブを乱用してくる。

結果、野球盤タイプのUFOバッターはお蔵入りが決まった。