AIによる未来
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ここは限界集落のバス停。
「おはよう、ハナさん。今朝は血圧はよさそうだね。」
乗ってきた老婆に運転手が話しかける。
自動運転システムが導入され、過疎地での路線バス運転手不足問題が解決された。同時に、個人には生体認識センサーが付けられ、個人識別、脈拍血圧などの数値がモニターできるようになっていた。もちろん運転手はAIである。
町の病院までは20分くらいはかかる。その間にハナさんは体調を崩し、車内で吐いて漏らしてしまった。
残念ながら運転手AIにはどうすることもできない。これが技術の限界であった。
ーーー
「じゃあ、看護アンドロイド乗せるしかないね。その方向で検討して。」
「医行為の許可はどうしますか?」
「そのへんは適当に頼んだわ。」
未来のバス会社はこんな感じなのであろう。
「おはよう、ハナさん。今朝は血圧はよさそうだね。」
乗ってきた老婆に運転手が話しかける。
自動運転システムが導入され、過疎地での路線バス運転手不足問題が解決された。同時に、個人には生体認識センサーが付けられ、個人識別、脈拍血圧などの数値がモニターできるようになっていた。もちろん運転手はAIである。
町の病院までは20分くらいはかかる。その間にハナさんは体調を崩し、車内で吐いて漏らしてしまった。
残念ながら運転手AIにはどうすることもできない。これが技術の限界であった。
ーーー
「じゃあ、看護アンドロイド乗せるしかないね。その方向で検討して。」
「医行為の許可はどうしますか?」
「そのへんは適当に頼んだわ。」
未来のバス会社はこんな感じなのであろう。
ファンタジー
公開:19/12/20 07:00
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自動運転
AI
アンドロイド
限界集落
医療介護問題
武蔵の国の辺境に棲息する“ひとでなし”のオオカミです。
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