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今年もまた大神界に多くの天使が生まれた。
この天使達には重大な役目がある。
それは世界の人々に幸福を授けること。
そのため天使達は幼少なれど、生まれた故郷、大神界を離れ、地上を目指し、次々と翼を広げ飛び立たなければならない。
けれども、その中の天使、シロには生まれつき翼が無かった。
シロはゼウスに懇願した。
「ゼウス様、私に翼をください。私はあの大空に翼を広げ飛んでいきたいのです」
ゼウスは「いいだろう」と快諾した。
けれどもシロに与えられたのは漆黒の翼だった。
「ゼウス様、これはどういうことですか」
ゼウスは「すまないな。神殿に翼の在庫が無かったのだ。しばらくはこれで我慢してくれ」
「分かりました」
それから数ヶ月後
「ゼウス様、いい加減に私の翼を交換して下さい」
「いや~、すまないね。先日、届いた翼はかなりの変わり者の様で神殿を度々、抜け出しては地上でサッカーに興じている様なのだ」
公開:19/12/17 11:58

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