Träumerei②
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変だ。敷き布団のシーツが破れている。えと、昨日寝て、起きた。そんで今ここ。
昨日寝る前に布団を敷いた時は、確かに破れていなかった。よく見るとその跡は4本、並行してる。まるで獣の爪痕のような。ネコ?は飼ってないしなあ。そしたら私しか犯人いなくない…?や、でも足の爪そこまで伸びてないよ!?
ぐるぐる考え込んでも分からない答えは、いきなり飛んできた。小さい羽の生えたそれは真ん前に現れ、私は思いっっっきり、のけ反る。
『あんたは狼女だ。昨日覚醒した』…最早何を突っ込んだら良いか分からないが、そいつは私が狼女だと言い張った。
確かに爪に毛が…葛藤したが言い含められ、私は狼女らしく森に帰ることになった。人間への未練があるのに、容赦なく狩りや遠吠えの練習が始まる。もう嫌だと思った時、
「ジリリリ…」耳なれた音で目が覚めた。シーツも無事。なんだ夢だったのか。でも、ん?爪に何か、違和感を感じる。
昨日寝る前に布団を敷いた時は、確かに破れていなかった。よく見るとその跡は4本、並行してる。まるで獣の爪痕のような。ネコ?は飼ってないしなあ。そしたら私しか犯人いなくない…?や、でも足の爪そこまで伸びてないよ!?
ぐるぐる考え込んでも分からない答えは、いきなり飛んできた。小さい羽の生えたそれは真ん前に現れ、私は思いっっっきり、のけ反る。
『あんたは狼女だ。昨日覚醒した』…最早何を突っ込んだら良いか分からないが、そいつは私が狼女だと言い張った。
確かに爪に毛が…葛藤したが言い含められ、私は狼女らしく森に帰ることになった。人間への未練があるのに、容赦なく狩りや遠吠えの練習が始まる。もう嫌だと思った時、
「ジリリリ…」耳なれた音で目が覚めた。シーツも無事。なんだ夢だったのか。でも、ん?爪に何か、違和感を感じる。
公開:19/10/09 00:48
更新:19/10/09 02:02
更新:19/10/09 02:02
自然と暮らす。
題材は身近なものが多いです。
110.泡顔
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