時代の節目

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「君達団塊の世代は我々にとって金の卵だ。ガンガン働いて会社に貢献してくれ給え。ハハハ、今日も会社は儲かってるな。結構、結構、コケッコー」

「生徒諸君、今日はタイムサービスだ。この部屋にある全ての医学書、六法全書、百科事典、詰め込めるだけ詰め込みなさい。遠慮しなくてもいい。君達は何も考えず、ただただ頭の中に詰め込めば良いのだ。将来、きっと役に立つ。そうそう、事前に頭のマッサージをしておけよ。頭を柔軟にしておけば許容量を超えてもゴムの様にビヨーンと伸びるからな」

「総理、巷では頭がパンクの子供が増えている様です。母親にチクチク釘を刺されたせいで。きっと双方に心のゆとりが無くなっているからでしょう。そこで総理、皆に伝統芸を見て貰いましょう」
「ゲイだと!!本気かね。子供を二丁目のゲイバーに行かせるのか」

「ああ、絶対にこんな大人にだけはなりたくない」
私は我が国の歴史書を読んでそう悟った。
公開:19/10/08 23:25
更新:19/10/09 02:53

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