節目の選択

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人生には何度かの歩むべき進路を決定しなくてはならない、節目がある。
今までの経験や知識では、十分対応できずにその節目にはあみだ籤を引くことにしていた。
今はあみだ籤と言えば、はしご状に線を引くが、昔は阿弥陀籤と書き放射状に線が惹かれ中心部分に選択肢の答えが書かれていた。
パリの凱旋門を中心に描かれた地図の如くに。
この形が阿弥陀如来像の背後に輝く光背、後光が差すと言われる形に似ているので、阿弥陀籤と呼ばれる様になったらしい。
人生の節目で決定をあみだ籤でやるようになると、その結果が良ければ良いが、悪ければ籤のせいだと逃げてしまう。
ある日、そんな自己責任から逃げる人間になってしまってる自分に気が付いた。
それ以来、節目には強い意思を持ち自分で決定し、その結果には人生として納得し充実した世界に生きることが出来た。
もちろんあみだ籤は、あれ以来引いていない。
その他
公開:19/10/06 18:06

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