とないのトロロ
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会社員にとって昼食は、忙しい仕事の合間のささやかな楽しみだ。
社内の食堂で食べる人も多いが、私はそうしない。
あえて昼時で混んでいる社外に食べにいく。
それというのも、私には探している店があるからだ。
その店には、子供の頃に一度だけ行ったことがある。
とても美味しかったことを覚えている。
その味が忘れられなくて探しているのだが、なかなか見つけることができない。
残念ながら店の名前は憶えていないので、手がかりは記憶に残っている味だけだ。
毎日違う店を食べ歩いているのだが、いまだ思い出の味には出会えていない。
店が潰れてしまったのだろうか。
それとも、思い出で味が美化されているだけなのだろうか。
そう思いつつも諦めることができない。
「あれは、子供のときにだけ訪れる不思議な出会いだったのかな」
都内で美味しいトロロを食べられる店。
今日も私はその店を探し続ける。
社内の食堂で食べる人も多いが、私はそうしない。
あえて昼時で混んでいる社外に食べにいく。
それというのも、私には探している店があるからだ。
その店には、子供の頃に一度だけ行ったことがある。
とても美味しかったことを覚えている。
その味が忘れられなくて探しているのだが、なかなか見つけることができない。
残念ながら店の名前は憶えていないので、手がかりは記憶に残っている味だけだ。
毎日違う店を食べ歩いているのだが、いまだ思い出の味には出会えていない。
店が潰れてしまったのだろうか。
それとも、思い出で味が美化されているだけなのだろうか。
そう思いつつも諦めることができない。
「あれは、子供のときにだけ訪れる不思議な出会いだったのかな」
都内で美味しいトロロを食べられる店。
今日も私はその店を探し続ける。
ファンタジー
公開:19/10/04 21:21
更新:19/10/04 22:07
更新:19/10/04 22:07
例の映画のサイドストーリー?
夜な夜な小説書いてます。
感想をくれると嬉しいです。
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