色彩の魔術師と失われた色_(拾参)

2
5

「良い手段というのはこの黒い石板のことですか?」
「そうだ、モノリスという名だ」
一見ただのA4サイズの黒板だが驚くことにこの内部には複雑怪奇な魔術が網目状にびっしりと組み込まれている。
ロイがモノリスにあるボタンに触れる。

「わっ!?」
驚くことに黒板の表面が光輝くと、一面の真っ黒から文字を映し出し、その後何かを表示した。
見ると小さい箱がさくさん並んでいる
「この箱は階層型になっていてな。いろいろなものを収められる」
そういってロイが箱をつつくと、箱が開かれ中にあるものが表示される。
その中にある小さな音符をクリックすると黒板一面にバートンとアリーが現れた!
黒板の中でバートンとアリーはまるで旧友のように話し合っている。

「なんのからくりですか!目の前で見ているかのようです」
「これなら魔力のないものでも見ることができる。インパクトも十分だろう」師匠も満足そうに頷いた。
ファンタジー
公開:19/10/04 19:47

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
コメントを頂けると励みになります。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容