あの時の音色

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ブラザー、あそこ見てみろよ。あいつ、きっと狼男だぜ。月見うどん見て ハァ~ハァ~言ってるからな。
ああ、確かに「俺はキミが好きだ」って叫んでいる
全く付き合っていられないぜ。とんだオオカミ少年だ。周りの奴等、遠くから俺らにSOSの狼煙を上げてるぜ。仕方ない。手伝ってやるか
俺に言わせれば奴の命はとっくに尽きてるぜ。
今日は新月 なんてツキが無い奴だ。
俺の拳は師匠のお墨付き。ごろつきに負けるはずない。慣れた手つきで構え、正拳突きを奴らに放つ。
シュッ、シュッ
ガブッ
離せ。このままだと痛い目に遭うことになるぞ。俺が・・・
(くそ~、俺の拳に噛みつきやがった。ここは冷静を装うんだ。この仕事が終わった暁には彼女と結婚するんだからな。)
いい加減に離せと言っているだろうが。
俺は奴に頭突きをかました。
お前らこそ、いい加減にしろ。ハロウィーン会場で暴れるんじゃない。
バッキュン
公開:19/10/02 21:04
更新:19/10/02 22:08

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