グレムリン(100作品目記念)
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出発にはギリギリの時間だったが、手荷物検査を受けることもなく機内に入れた。
「えっと席は13のC、11、12、13っと」
誰かがすでに座っている。文句を言うが寝入っているようで反応がない。キャビンアテンダントを呼ぶがスルーされてしまう。
いったい、この航空会社はどうなっているんだ! あの客にしてもずうずうしい奴だ!
仕方なく私は空いている席に座り離陸を待つ。さいわい、そこは空席のままだったようで、そのまま出発時刻になった。
ま、仕方ない。こんな日もあるさ。
高度8000メートルまで上昇し自動操縦になってベルト着用サインが消えてから、私は席を立ち、主翼直前のドアから外に出て、左エンジンを停止させた。いつもの簡単な仕事だ。
「えっと席は13のC、11、12、13っと」
誰かがすでに座っている。文句を言うが寝入っているようで反応がない。キャビンアテンダントを呼ぶがスルーされてしまう。
いったい、この航空会社はどうなっているんだ! あの客にしてもずうずうしい奴だ!
仕方なく私は空いている席に座り離陸を待つ。さいわい、そこは空席のままだったようで、そのまま出発時刻になった。
ま、仕方ない。こんな日もあるさ。
高度8000メートルまで上昇し自動操縦になってベルト着用サインが消えてから、私は席を立ち、主翼直前のドアから外に出て、左エンジンを停止させた。いつもの簡単な仕事だ。
ホラー
公開:19/09/30 23:41
更新:19/12/01 00:25
更新:19/12/01 00:25
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武蔵の国の辺境に棲息する“ひとでなし”のオオカミです。
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