毀誉褒貶
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―虫が良すぎるでしょーが!
すぱ――んという小気味よい音の後、すたすたと足音が去っていった。
やがて、うめき声が漏れた。
―そんな、ここまで虫の居所が悪いなんて。
框の上の虫は躊躇した。
褒められたのか。謗られたのか。
いーわ、進め。
俺は弱虫じゃない。
すぱ――んという小気味よい音の後、すたすたと足音が去っていった。
やがて、うめき声が漏れた。
―そんな、ここまで虫の居所が悪いなんて。
框の上の虫は躊躇した。
褒められたのか。謗られたのか。
いーわ、進め。
俺は弱虫じゃない。
公開:19/09/27 21:16
更新:19/09/27 22:22
更新:19/09/27 22:22
虫は続く
室内の虫退治希望
ssの庭に迷い込んだこぶみかん。数々のお話の面白さに魅せられ、通い始めた。
気が付いたら、庭の片隅に挿し穂されていた。
いつか実を結ぶまでじっくり育つといいね。
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