色彩の魔術師と失われた色_(玖)
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会議とは名ばかりの、バートン氏による演説会兼命令伝達会はようやく終わった。
バートン氏をリーダーに魔術連合軍を率い、ルシファーの爪や悪魔たちと戦う事になった。
禁書の話もさせてもらえなかった。
「これでは世界の頭脳を集めても意味ないですな」
森を抜けたところで黒ローブの男がカリス師匠に話しかける。
驚いた事に黒魔術師には珍しく彼はバートン氏以外の赤や白魔術師とも親し気に会話をしていた。
「かって魔術国際連盟長になるといわれた男よ。だが、賄賂や派閥が幅を利かせる白魔術師に愛想をつかし自ら黒魔導士となった」
訝し気な私を見てカリス師匠が小声でささやく。
「バートン指揮下の軍など死にに行くようなものだ、だが表立って反対はできん。我々だけで何とかするしかない」
「僕と師匠と、あとあの男でですか?」
「ロイと呼べ、彼ならば悪魔との闘いも心得ている」
「今から我々三人で会議を開く。むろん他言無用だ」
バートン氏をリーダーに魔術連合軍を率い、ルシファーの爪や悪魔たちと戦う事になった。
禁書の話もさせてもらえなかった。
「これでは世界の頭脳を集めても意味ないですな」
森を抜けたところで黒ローブの男がカリス師匠に話しかける。
驚いた事に黒魔術師には珍しく彼はバートン氏以外の赤や白魔術師とも親し気に会話をしていた。
「かって魔術国際連盟長になるといわれた男よ。だが、賄賂や派閥が幅を利かせる白魔術師に愛想をつかし自ら黒魔導士となった」
訝し気な私を見てカリス師匠が小声でささやく。
「バートン指揮下の軍など死にに行くようなものだ、だが表立って反対はできん。我々だけで何とかするしかない」
「僕と師匠と、あとあの男でですか?」
「ロイと呼べ、彼ならば悪魔との闘いも心得ている」
「今から我々三人で会議を開く。むろん他言無用だ」
ファンタジー
公開:19/09/21 22:09
ぼちぼちやっていこうと思います。
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