せすな 

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引き潮で砂浜に埋めた足首と三半規管が連動性を欠く。部長なのに朝一で出勤し部下にコーヒーを入れ出世する。偶然昔から好きな娘と再会するが会話できず……刹那。

私は平仮名になる。

せすな機になる。

セツナキで理由なき反抗をする。

やがて片仮名で安全地帯に降り普通の日常になる。

毎日、黒日を優先し青日や赤日を避けて駆け足になる。

アワーと友に無な時が過ぎてゆく。

「ダメダ」

仕事で致命的なミスを犯す。

「ムダダ」

抵抗しないで素直に上司に誤る。上司はその又上司に対し詫びる。最高責任者が民衆に対し丁重に頭を下げる。

能力検査で「可か不可かカフカ」かどうかも分からなく、後ろ指を指される。

「ヘルメットを脱いで。ヘッドフォンを外してください。電気音楽療法は終わりです」

世那は世間を気にやしない

その後ろ姿 やる背なす

なす術もない 背なで風切る 2020秋…オリンピックロス
その他
公開:19/09/20 08:00
更新:19/11/23 20:15

ゆっち_

ちょっと奇妙な手法を好んで書いてます!

読みづらかったらすみません。

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