続・宇宙からやってきたけれど

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「なんでよ!」私は怒れてきた。何も言わずに勝手に宇宙船乗ってどこかへ行きやがって!国のセキュリティが厳しくなかなか見つけられなかったけど、よーやく宇宙船を見つけた。でも「地球」とか言う星に着陸したまでは分かったけど・・。

あいつを探してこの星に来て何年経ったんだろう。地球人に馴染むために、地球人風に整形した。それからは性別学的オスに声かけられる事が多くなったけど・・会いたいよ、アイツに。

ようやく、よーやくアイツを見つけた。即日同じ店で働き始めた。相変わらずカッコいいよ、アイツ。地球人風に整形してしまった私にアイツは気付いてない。少し寂しい。

昨日の仕事終わりに「好き」って言ってやった。アイツ、顔赤くなってた、可愛いじゃん。

私はまだ言ってない。「実はあなたの元フィアンセだ」とは。アイツは地球人だと思っている私を好きになってくれている。だから言うつもりはない。これで十分に幸せだし。
その他
公開:19/09/19 20:54

まりたま

いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。

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