センド

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「私のセリーヌへの愛が少しでもまどろめば、すぐにでも目を覚まさせて、無礼がないように、愛をいつまでも捧げ続けます」

私の手がセリーヌの手と重なる。

「それは、あなたがいつまでも私を愛してくれるということですか?男の移り気は風よりも早いと、私たちの間では有名よ」

「セリーヌ。どうか、私を信じてください。例え、この身が果てようと、明日無き未来に落ちたとしても、セリーヌへの信仰は永遠に止むことはありません」

セリーヌはそっぽを向く。

「愛を表現するには、月や太陽に例えるのかしら?」

「確かに・・・セリーヌの言う通り。ですが、いくら輝く天体に愛を重ねても、想いはまっすぐに互いに向き合わないと一向に届かないでしょう」
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公開:19/09/12 22:41

神代博志( グスク )









 

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