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弧の月の下・・・
秋の夜長に松虫、蟋蟀が金管楽器のように鳴いている。

夜になると、通い慣れた道は、どこか懐かしさと切なさを運び、霧のように霞む夜がそれを覆い隠し、白昼には見られない景色に変えた。

公園の明かりには、甲虫が群がり、光を細めたり、広くしたりと光の加減を調整をしては戯れていた。

少年の描いた物語は、餅をつく星座へと吹き飛ばされた。

その一頁には、白昼夢の出来事が描かれており、周りの大人に揶揄われた幻想が映し出されていた。

秋はまだ始まったばかりで、暦の上に置かれたまま・・・
その他
公開:19/09/13 23:50

神代博志( グスク )









 

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