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僕は列車の旅が好きだ。のどかな風景を横目に、駅弁を食べる。
いつもは小食で、あまり食事を取らない僕でもこの時ばかりは別さ。
駅弁はその土地の個性が出る。味付け一つでさえ、大きな違いが現れるのだ。
どれを取っても同じものなど一つもない。
毎日違ったものが食べたい。美食家を自称する僕は時間さえあれば列車に飛び乗り、食事を楽しんでいた。
そんな僕は今日、最後の旅に出る。
世界中の駅弁を食べ尽くした僕に最高の旅を提供したいと招待状が届いたんだ。
ただ、その旅に出てしまえばもう戻っては来られない…それでもいいですか?と書かれている。
上等だ。そこに未知なる味かあるなら迷わず行ってやろう。
これまで食べた駅弁の記憶と共に僕は列車が駅に到着するのを待っている。
ああ、僕がどこに向かっているのかまだ行っていなかったね。
僕が向かっている目的地は、胃駅さ。
山猫軒ってところのオーナーが僕を誘ってくれたんだ。
公開:19/09/13 18:16

魔法動物フィジカルパンダ

元・パンスト和尚。
7月9日、試しにペンネーム変更。気分転換を図る。

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