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目の前には1枚の契約書が置かれている。俺はペンをインクに浸す。インクがペン先に吸い込まれ、その色を変えた。俺も腹を括ろう。
俺はこれまで何度も悪魔の契約書にサインをした。
暴飲暴食をしません。博打をしません。女遊びをしません。借金をしません。
それらの契約書は全て彼女が握っている。
彼女は俺のだらしない生活を見かねて、悪魔に監視をさせやがった。
そうして俺は好きなことを禁じられ、真人間へと変わってしまった。
そして今、俺の目の前には最後の契約書が置かれている。婚姻届けだ。
真人間となった俺は全ての契約書にサインを書き終えた。
悪魔が俺達を祝福する。そして、あろうことか彼女のお腹の中に入っていった。
「大丈夫よ」
彼女はそう言うが心配だ…
「悪魔さん、小悪魔になりたいんだって」
と、いうことは彼女のお腹の中には娘の命が宿っているのか…
俺は鼻で笑った。何が小悪魔だ。天使の間違いだろう。
公開:19/09/11 18:33

魔法動物フィジカルパンダ

元・パンスト和尚。
7月9日、試しにペンネーム変更。気分転換を図る。

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