涙の訴え

名前が同じ、ただそれだけで周りから冷たい目で見られることがある。

今日、僕のところにやって来た彼ら彼女らもそうだ。彼ら彼女らは何も悪いことをしていない。
ただ、今はその名前が悪い。
名前のせいで冷たい目を向けられているのだ。
僕は彼ら彼女らが大好きだ。だから何とかしてあげたい。だからこうして話を聞いているんだ。
でも…僕ではどうすることも出来ない…
そんな目で見ないでくれ。本当に僕ではどうすることも出来ないんだ。
ああ！そんなところで墨を吐かないでくれ！吸盤が痛いから吸い付かないでくれ！トゲが突き刺さっていたい！分かった！何とかするから！

…とは言ったもののどうしよう…
宮崎産・アオリイカ。この二つのキーワードで傷ついている彼ら彼女らを僕はどうしたら救えるだろうか…
さすがにいつもの調子で「ぎょぎょぎょっ！それは大変ですね～」なんて他人事のように言ってられない…
さてどうしたものか…