空気清浄器 「ペンペンちゃん」

いつも、変わった発明品を創り出してしまう、押上博士。
その研究室を訪れて、相談しているのは、博士の同僚の知り合いの会社員だ。

「うちの会社の社長は、渋ちんで。やたらとケチなんです」と彼は嘆く。
「交通費も、経費もケチケチで。社長が歩くと、ペンペン草も生えませんよ」
そのせいで、社内はいつも暗い雰囲気。空気もよどむという。

そんな相談を受けて、博士が開発した新式のエア・クリーナー「ペンペンちゃん」！

よどんだ空気を吸い取って、キレイな空気を供給する。
しみったれた汚れた気分も吸い取って、清浄器の排気口から、明るい気分が噴出！

使ううち、会社のなかには、お金も、色んなものも、増え始めた。
同時に、高齢だった社長は、あまり姿を見せなくなった。
会社には、少しずつ運気が増えてきたという。

ただ一つ、困った点が。
会社のフロアや玄関に、やたらとペンペン草が、生えてきてしまうそうだ。