色彩の魔術師と失われた色_(参)

4
6

急いで旅支度をすませ、誰も見ていないことを確認してから
黒インクを筆に含ませ呪文を唱えながらえいっと直線を空中にひく。
黒い直線が空中に留まりみるみるうちに大きくなる。
やがて大きな黒龍の姿を取ると、ダリルに向かって一礼をした。

「ゴシュジンサマ、ゴメイレイヲ」
「帝都まで送ってくれ。大急ぎだ」
「カシコマリマシタ」

黒龍の背に飛び乗ると、黒龍をダリルを乗せて大空に羽ばたいた。
みるみるうちにダリルの家が小さくなり、雲の上まで昇ると一路帝都をめざして
ものすごい速さで飛行する。
帝都に着く間、思索にふけりながら周りの景色を楽しむことにする。
ちょうど大きな虹が見え、赤、橙、黄、緑、青それぞれ綺麗な帯がダリルの目を楽しませる。
いや、待て!虹の色は七色ではなかったか! 気が付かない間に認識を替えられていたことに気づく。
虹をじっと見つめると虹の帯が明らかに波うっていた。
ファンタジー
公開:19/09/02 22:20

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
コメントを頂けると励みになります。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容