N day

“猫の毛のびよよんのふわつきの”

いいか、NNCのラジオ放送がこの詩の前半を読み上げたら作戦の準備開始だ。

そして、後半が読み上げられたら24時間以内に決行だ。

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その頃、ニャトラーは考えていた。やつらは果たしてすぐ手近のアタマー付近に来るのか、それとも離れたオナカー付近に来るのか。

「やはり直近のアタマーだろう。そこに注意を集中する」

「いえ、総統！ やつらはオナカーを狙うに決まっています。そちらに意識の集中を！」

「いや、わしの直感がそう告げているのだ。ニャンメル将軍。アタマーに集中する。」

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“もふもふを身にしみてうら楽し”

NNCが詩の後半を朗読した。かくしてN dayが始まったのだ。

ニャトラーの予想に反し、オナカー付近に集中した手は、ほとんど抵抗を受けることもなく見事に侵入に成功したかに見えたが、そこは歴戦のニャンメル。

必殺の猫キックを！