ドスえもん 番外編2

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「どういうことだ」
ドスえもんの顔つきが険しくなる。
「僕なら彼を真人間にできるってことさ、君と違ってね」
「ほう」
二人の間の空気が張り詰めていく。
「黙って聞いてりゃ、勝手なこと言いやがって」
のぶん太が、鼻血を拭きながら言った。
「俺がてめえのところにだって? 笑わせるな。てめえにはわからねえだろうな、俺とドスえもんの絆の深さが」
「のぶん太……」
「わかってないのは君の方だよ、のぶん太君」
トライもんは、大仰に両手を広げる。
「いいかい。生徒に合わせた個別指導! 厳選された講師陣! 成績アップ保証! 更に! 今なら授業料3カ月分無料! 入会金も無し! これはもう僕のところに来ない理由が見当たらない!」
「家庭教師じゃねえか。ふっ、そんなことでのぶん太の心が動くわけ」
「お願いします、トライもん先生」
「いい目してんなオイ」
「よし、これで僕の株もまた上がるかな」
「たくましいな」
その他
公開:19/08/31 18:40
ことのは もも フラペチーノ風呂敷 トライもん 勝手にコラボ

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