ドスえもん その5
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「ドスえも~ん!」
「どうした、のぶん太」
「実は最近SNSを始めてよ、一人仲良くしてる女性がいるんだ」
「ほう、SNSなら俺もよくやるぜ。で、どんな女性だ」
「どこの誰かは知らねえんだ。お互い野暮な詮索はしねえってことにしてるからな。でもよ、どうしても会いたくなってな。一目でいいんだ。なんとかならねえかな」
「しょうがねえなのぶん太は。あの子に会える浮袋~!」
「浮袋?」
「思いを込めて膨らませると、その相手のところまで飛んでいくって寸法よ」
「ほ、本当か」
「だがな、どこまで飛んでいくかもわからねえこいつを追い続ける覚悟が、おめえにはあるか?」
「愚門だな、ドスの字」
「ふっ、いい目だ」
のぶん太は思いを込めて浮袋を膨らませていった。大きくなった浮袋はふわふわと宙に浮かぶと、ゆっくりと移動し始めた。
「恩に着るぜ、ドスえもん」
「頑張れよ」
そして、ドスえもんの頭上でぴたりと止まった。
「どうした、のぶん太」
「実は最近SNSを始めてよ、一人仲良くしてる女性がいるんだ」
「ほう、SNSなら俺もよくやるぜ。で、どんな女性だ」
「どこの誰かは知らねえんだ。お互い野暮な詮索はしねえってことにしてるからな。でもよ、どうしても会いたくなってな。一目でいいんだ。なんとかならねえかな」
「しょうがねえなのぶん太は。あの子に会える浮袋~!」
「浮袋?」
「思いを込めて膨らませると、その相手のところまで飛んでいくって寸法よ」
「ほ、本当か」
「だがな、どこまで飛んでいくかもわからねえこいつを追い続ける覚悟が、おめえにはあるか?」
「愚門だな、ドスの字」
「ふっ、いい目だ」
のぶん太は思いを込めて浮袋を膨らませていった。大きくなった浮袋はふわふわと宙に浮かぶと、ゆっくりと移動し始めた。
「恩に着るぜ、ドスえもん」
「頑張れよ」
そして、ドスえもんの頭上でぴたりと止まった。
その他
公開:19/08/28 18:50
スクー
あの子に会える浮き袋
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