行きたくもない学校から、逝きたい学校へ

0
5

家を出て、学校へ向かう。今日も私はいじめを受けるだろう。行きたくない…
「おはよ」
声に振り向く。そこには先月自殺した親友がいた。
「どうしたの?早く学校行こうよ」
親友は優しく声をかけてくれる。とても嬉しい。涙が出てきた。
「ちょっと本当にどうかした?どこか痛い?」
首を振る。たとえ夢であっても凄く嬉しいから。
「…夢じゃないよ。ここ、死後の世界だから」
少しずつ思い出してきた。そうだ、私はトラックに飛び込み自殺したんだ。
「異世界じゃなくて残念だったね」
親友がいるなら異世界じゃなくてもいい。
私は親友の手を取った。赤黒い血に染まった手首が綺麗だ。
私は全身があらぬ方向に曲がっている。それを支えてくれた。
親不校が見えてきた。良親より先に死んだんだ。無理もない。
ここの生活は凄く楽しい。部活にも入った。刑怨部。
私達を自殺に追い込んだ奴らに届けこの呪い!
私達は今日も大怨霊を響かせる。
青春
公開:19/08/24 18:48

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容