なっちゃんはオトナだもん
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なっちゃんは退屈していた。
自分はもう3歳なんだからママたちが話していることだって少しならわかるし、今が静かにしていなきゃいけない時だっていうのもちゃんとわかってる。
なのにママは大人とばかり話していてなっちゃんが話しかけても「しー…」と言うばっかりでちっとも相手してくれないんだから。
「時間が来るまでここで待つのよ。食べたいものがあればママが取ってあげるからお行儀よくしていてね。」
ほらまた子供扱いだ。んもう、わかってるってば。
「あぁ、もう煙があんなに細くなって…」
「小柄な人だったからな。やっぱり焼けるのも早いんだな。」
「おばあちゃん、とうとう煙になっちゃった。あっけないものねえ…」
窓の外の高い煙突を見上げながらママが泣いている。
なっちゃんはママのそば寄り添い、慰めるように言った。
「ママ、泣かないで。おばあちゃんは煮えちゃったけど煙になって天国に行ったのよ。」
自分はもう3歳なんだからママたちが話していることだって少しならわかるし、今が静かにしていなきゃいけない時だっていうのもちゃんとわかってる。
なのにママは大人とばかり話していてなっちゃんが話しかけても「しー…」と言うばっかりでちっとも相手してくれないんだから。
「時間が来るまでここで待つのよ。食べたいものがあればママが取ってあげるからお行儀よくしていてね。」
ほらまた子供扱いだ。んもう、わかってるってば。
「あぁ、もう煙があんなに細くなって…」
「小柄な人だったからな。やっぱり焼けるのも早いんだな。」
「おばあちゃん、とうとう煙になっちゃった。あっけないものねえ…」
窓の外の高い煙突を見上げながらママが泣いている。
なっちゃんはママのそば寄り添い、慰めるように言った。
「ママ、泣かないで。おばあちゃんは煮えちゃったけど煙になって天国に行ったのよ。」
その他
公開:19/08/23 12:29
のんびりゆるぅり書いてみたいと思います。
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