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その筆で書いた物はなんでも実現できる。
ある願いのため私はその筆を探して世界中旅して回った。
某所でようやく手がかりをつかんだ私はとある占い師を訪ねた。
「確かに私はその筆を探していたことがあります。ですがその筆はもうありません」
「なぜですか!」
「私がその筆に願ったからです。この世界から消えてと。その筆の為に私は家族を失いました」
占い師が後ろ手に何かを握ったのでとっさに発砲する。
占い師は倒れ、その手から銃が転げ落ちた。散乱する荷物の中に驚くものを発見する。
ふたりの男が肩を組んでいる写真があったが、片方は父が写っていた。
「なぜ父が……」
「私と貴方の父は親友でした。ですが、貴方の父が筆のために父を殺したのです」
「そんな、私が探していた父の仇というのは……」
「私です」
私は彼女を病院に運んだ。
運命は皮肉なもので殺し合ったはずの私たちはお互いひかれあいもうすぐ結婚する。
ある願いのため私はその筆を探して世界中旅して回った。
某所でようやく手がかりをつかんだ私はとある占い師を訪ねた。
「確かに私はその筆を探していたことがあります。ですがその筆はもうありません」
「なぜですか!」
「私がその筆に願ったからです。この世界から消えてと。その筆の為に私は家族を失いました」
占い師が後ろ手に何かを握ったのでとっさに発砲する。
占い師は倒れ、その手から銃が転げ落ちた。散乱する荷物の中に驚くものを発見する。
ふたりの男が肩を組んでいる写真があったが、片方は父が写っていた。
「なぜ父が……」
「私と貴方の父は親友でした。ですが、貴方の父が筆のために父を殺したのです」
「そんな、私が探していた父の仇というのは……」
「私です」
私は彼女を病院に運んだ。
運命は皮肉なもので殺し合ったはずの私たちはお互いひかれあいもうすぐ結婚する。
ファンタジー
公開:19/08/25 14:13
更新:19/08/25 14:16
更新:19/08/25 14:16
ぼちぼちやっていこうと思います。
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